ドリーネ ドリーネ ドリーネ
鷲沢ドリーネ レビュー

鷲沢ドリーネの入り口は山の斜面にポッカリと空いている。駐車場から山肌を10分ほど登ると入り口が見えてくる。洞口は直径約1mくらい。近くにもうひとつデカイ穴があるが、こちらはダミーなのでご注意。入り口からホールまで、高低差は約30mほど。ほぼ垂直に下る。SRT必須。入り口付近は少々狭い。途中でアンカーを使用し壁にザイルを固定する必要がある。そのため、SRTでの登り降りの途中でザイルからザイルへハーネスを付け替える必要があるため、初心者には少々難しいかもしれない。 ホールの天井高は約5mほど、とりあえず結構広い。水流も確認できる。 ホールから先は主に水流の上流方向、下流方向へと続いている。いずれも人が立てる程度の高さがあるので、さほど狭くはない。奥に進むにつれ、次第に天井高も低くなっていく。 あまり人の手がつけられていない、まさに「地底」といった感じ。内部は広く、道が様々な方面へ枝分かれしているので長く楽しむことができる。 ドリーネなので、石灰岩が長い年月をかけ水流により削られた跡なども見られる。 入り口からホールまでのSRTによる移動は、1人あたり片道約30分ほどかかる。そのため大人数で入ることはお勧めしない。 (竹川)